Huawei(ファーウェイ)がソフトバンクホークスと公式戦でタッグ

そしてHuaweiのキャンペーンに話を戻しましょう

そして話はもう一度、Huaweiのキャンペーンに戻ります。
これまでお話ししてきたように、Huaweiを含む中華スマホメーカーは、商品の魅力だけでは無く、巧みなイメージ戦略、プロモーション戦略、
ターゲッティングにより、中国国内、そして新興国市場で絶大な人気を獲得しました。
 
ここで今回Huaweiがヤフオク!ドームで行うキャンペーンについて考えてみました。
 
当選するのは小学生
賞品は子供用のレプリカキャップとHuaweiの最新スマホorタブレット
 
まず、当選するチャンスを持っているのは小学生だけです。
おそらく、小学生だけでプロ野球を観戦しに行くというグループは少数派でしょうから、多くの場合は保護者引率の下でヤフオク!ドームに行くのだと思います。
 
賞品についてですが、レプリカキャップにはしっかり「子供用」の表記がありますが、Huaweiの端末について「子供用」の表記はありません。
 
Huaweiのメインターゲットは30代以上の大人であり、他のスマートフォンメーカーと比較すると、明らかに年齢層は高くなります。
小学生の子供を持つ親となると30代から40代が中心となりますので、このキャンペーンの本当のターゲットは、小学生の親だと言うことが分かります。
Huaweiの製品はスペックが高く「大人を納得させる」端末。小学生が使うものでは当然ありません。
 
Huaweiとしては、トップスポンサーとしてSoftBank Hawksをサポートすることで、巨大な宣伝効果を得ることができ、
またプレゼントキャンペーンを通して小学生(とその親)にHawks、Huaweiのファンになってもらう。
当選者からは、実際に使用した感想等、フィードバックを受け取ることもできるでしょう。
実際、もっと効率の良い方法はあるのだと思いますが、Softbank Hawksのトップスポンサーという立場、
そして何よりSoftbankというキャリアとの関係を考えると、このキャンペーンはHuaweiにとって有意義なものとなるでしょう。
iPhoneが市場を独占する、世界でもまれに見るマーケットで、Huawei自体、試行錯誤を続けているようにも見えます。
日本で答えを見つけることはかんたんではありませんが、MVNO以外でもHuawei端末をもっとチョイスすることができればなと思います。